アラフォー&アラフィフ夫婦、ローコストで家を建てる。

平凡な中年カップルが、低予算で家を建て、結婚するまでの道のりを記録していきます。目指すは総額1500~1700万円! ローコストHMで注文住宅を考えている方の参考になれば幸いです。

ハウスメーカーめぐりを振り返って②(新築そっくりさん)

 夫(仮)は、バツイチです。今の住まい(築50年近いボロボロの木造一軒家)は、前の結婚の際、「すぐに建て替えるかリフォームする」ことを前提で購入したんだそう。ところが間もなく離婚。その後夫(仮)は15年以上、そのワイルドハウスに1人(と愛猫)で住み続けていました。廊下の床は歩くとベコベコとへこみ、お風呂の給湯器は壊れたまま、なぜか洗車用のホースがつながれており(この強水圧シャワーが痛い…)、天井には無数の雨漏りのシミ、壁にはボルダリングレーニング用の板が打ち付けられ、台風がくれば屋根瓦が飛んでいくという、The男やもめパラダイス! 

 前置きが長くなりましたが、こんな限界ハウスの基礎と骨組みを残したままリフォームしても、構造的(耐震的)に大丈夫か…? それが最大の懸念事項でした。(もちろん、安さが大前提ですが)。

「新築そっくりさん」は、住友不動産が母体のリフォーム会社。 「建て替えの50~70%の費用で住まいを再生」が謳い文句で、その名の通り、新築そっくりに生まれ変わる!? でも夫(仮)には気になることがあるようで…。

夫(仮)「新築そっくりさんでリフォームしてる家を見たことあるんだけど、工事中に囲われるシートに、会社名が「新築そっくりさん」って大きく書いてあったんだよね。近所の人に、『ああ、新築そっくりにしたいのね(笑)』と思われるのが恥ずかしい」。えっ、そんな乙女みたいなことで悩んでるの!? 価格も内容もよければ、一時の恥なんて我慢我慢!と説得して、2人でショールームへ出かけました。

 日曜日にアポなしでいきなり行ったけど、他にお客さんはおらず、朴訥な営業さんがすぐに対応してくれました。この方、名刺を見ると「2級建築士」の肩書きが。他のHMの営業さんで建築士の資格のある方はいなかったので、ぐっと安心感が! 「築50年のボロボロの木造住宅を、耐震補強から丸ごとリノベーションしたい、なるべく安く抑えたい」旨を伝えると、「調べてみないとわかりませんが、相場は1000万円~」という回答。うーん、新築の見積もり最安値が1500万円だから、リフォームならその半分くらいだといいなと思ったけど、さすがにローコストHMと比較してはいけませんね…。でも、心配していた構造面は、基礎補修や耐震補強などをかなりしっかりやってもらえ、新築と同等になるそうで、話を聞いて「これなら一生住めそう!」という安心感は得られました。さらに無料で建物と耐震の診断をしていただけるとのことなので、その場で申し込みしました。

 後日、営業さんと床下専門家、屋根専門家の3名で、家の診断に来ていただき、その結果、意外と基礎がしっかりしていることが判明。(シロアリとかで土台がボロボロになってるかなと思ってたけど)。そして気になる最終的な見積もり金額は、なんと1300万円越え! 当時、同時進行でアイダにも見積もりしてもらっていて、1400万円位で新築が建てられそうな感触だったため、お断りさせていただきました…。

 

 新築そっくりさんでのリフォームは、建て替えのできない土地に住んでいる人や、家の劣化がそれほど激しくない人には、向いていると思います。あと、新築だと高い固定資産税が上がらないのもメリットですね。

複数のリフォーム会社を比較できるサイトもあるので、これで絞り込めば効率よく探せていいかもしれません! ↓

townlife-aff.com