アラフォー&アラフィフ夫婦、ローコストで家を建てる。

平凡な中年カップルが、低予算で家を建て、結婚するまでの道のりを記録していきます。目指すは総額1500~1700万円! ローコストHMで注文住宅を考えている方の参考になれば幸いです。

狭小住宅におけるドアの考察

 

みなさんは、自宅の部屋のドアについて、思い悩んだことはありますか? 私は今までありませんでした。子供の頃住んでいた2階建ての一軒家からはじまり、木造アパート、ハイツ、マンションと、幾度となく住まいは変わりましたが、ドアってすでにそこに備わっているものだったから、無意識に使っていました。

が、注文住宅は違います! あたりまえですが。

こだわっている人は、部屋ごとのテイストに合わせたデザインを取り付けるでしょう。アエラでは、標準でドアの色だけ選べ、オプションでスリガラス付きなどデザインも変更できます。

 が、そういう話ではありません。

 私が言いたいのは、ドアの開き方の問題なのです。右開きにするか、左開きにするか、内開きにするか、外開きにするか。右開きで内開き?、右開きの外開き??…と考えると、この組み合わせは4パターンありますね。さらに、行きと帰り(入る時と出る時)では、開く向きは逆になります。

間取りによって、使いやすい開きの方向ってありますよね。

他のドアと干渉し合わないか、廊下や隣の部屋に行く導線がスムーズかを考慮しないといけません。

そしてもう一つ。狭小戸建てを作る人にとって、避けられない恐怖。それは……

ドアを開ける方向には、必ずデットスペースができる! ドアの数だけできる!!

(ギャー)

 

今回は、狭い我が家を快適にするために、ドアの開き方をどう選んだか

というお話です。

 

まず、設計してもらった間取り図には、ドアの開く方向まで書き込んでありました。これは、設計のセオリーにおいて、不便なく使えるような開き方です。もちろん変更できます。

我が家は1階2階合わせて60平米の狭さなので、デットスペースのできない「引き戸」を、なるべく取り入れたいと思っていました。ところが、耐力壁とか柱など設計上の関係で、引き戸をつけられる場所は2ヶ所。それが洗面所と書斎で、その2つは引き戸にしました。

さて、残りは開き戸となり、どっちに開きにするか、ものすごーく悩んで悩んで決めました。

 

外から玄関に入る所から、順々に扉をご説明させていただます。

想像力をふくらませてお読みくださいm(__)m

※「内開き」は部屋の内側に開く、「外開き」は部屋の外側向けて開く意味で書いています。

※「右開き」は取ってが左側にあり右方向に開ける、「左開き」は取っ手が右側にあり左方向に開ける

 *↓右開きで外開きの例(※妻(仮)の実家のドアです)

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*↓左開きで内開きの例

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■玄関ドアは、右開きの外開き(取っ手が左側にあり、自分の方向にドアを引く)

■玄関を入ると、玄関ホールの右側がすぐ洗面所で、引き戸にしました(開けっ放しで使う予定)。引き戸を引いた際のドアが、玄関のたたきの壁にくるので、壁と同化するように色は白にしました。

■洗面所を入ると右側がお風呂(透明の折れ戸)、正面が洗面台&洗濯機置き場、左がトイレです。トイレは、廊下からすぐ入れるように右開きの外開きにしました。さらに玄関からトイレドアが丸見えになるので、壁と同化するよう白にしました。

■玄関を入ると正面にリビングのドアがあります。ここは2本ラインのスリガラス入りにしました。右開きの内開きです。ここを外開き(廊下側に開く)にしちゃうと、リビングから洗面所に行く時に、洗面所をドアでふさいでしまうので。

■玄関入った左側に、小さな洋室があります。そこは右開きの外開き。部屋側に開かないようにしたのは、部屋にデッドスペースを作らないためです。

以上が1階です。リビング階段を上って2階へ。

■正面が寝室。右開きの外開きです。部屋側に開かないようにして、デッドスペースをなくしました。

■右手が書斎で、引き戸です。

 

いったい何を言っているのか伝わりませんね、参考にもならないですね、はいすみません。。

 

要するに、ドアの開き方についてこんなに考えたのは、人生で初めてだ、ということが言いたかったのです。出来上がったら、簡単に付け替えることはできないから・・。

その前に、建築申請までに決めないといけなくて、やっと決めました。もう変更はできません!多分。でも考えるのは楽しかったです。

 

こんなことまで決められるのは、注文住宅の醍醐味ですね。

ショールーム巡り①(キッチン)

アエラの打ち合わせがしばらくないので、休日にクリナップのショールームにキッチンを見に行きました。アエラのプレストの標準仕様のキッチンは、クリナップのKTというものです。工務店ハウスメーカーの専売品なので、クリナップのHPを見ても載っていません。置いてあるショールームも限られているとのことで、予約をしてもらいました。あまり選べる余地はありませんが、扉の色とか、取っ手のデザインは選べるそうなので、一度現物を見てみたいと思っていたのです。あと、もし安くてよさそうなオプションがあれば知りたいなと思って。

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館内には色んなキッチンが置いてあって、ワクワクしますね~。担当の人が案内してくれた、KTの現物がコチラ! シンプルながら、サイズもちゃんと大きくて、いい感じです! ただ、こちらと全く同じ仕様ではない、とのこと。ムム?

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まずこの表面の台、ワークトップの部分が写真では白い大理石なのですが、本来はステンレスだそうです。大理石もオプションで選べますが、有料なので、我が家はステンレスで。

 

こちらがシンクです。広々してますね。中央奥のまな板や洗剤を入れるラックは標準でついてきます。右側の水切りは有料オプションです。水栓は、標準だと普通のやつなんですが、シャワーホース付きの方が断然便利ということで、オプションでこちらにしました。追加で2~3万くらいかな? 浄水器一体型も魅力でしたが、お高いし、カートリッジ交換も面倒になりそうなので、やめました。

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こちらがコンロ。標準で、IHヒーターとガスコンロから選べます。オール電化仕様の家なので、迷わずIHを選択! 左右にIHが2つと、中央に小さいラジエントヒータ付き。IHは、スイッチを付けても、お鍋を置くまでは熱が入りません。鍋の素材に反応して加熱されるそうです。つまりスイッチを付けて、手で触っても火傷しないんですね。ラジエントはスイッチ入れると加熱するので、IHで使用できない鍋でも使えるのかな? その辺はうかつにも聞き忘れてしまいましたが…。

あっ、ちなみにコンロの色も、写真は黒ですが、実際はシルバーだそうです。

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魚焼きグリルは両面焼き! これで面倒なひっくり返しの手間が省ける。裏面は食材に直接火があたらないから、あまりこんがりはしないようですが。

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扉の色は20種以上から選べます。こちらが見本。家の床が木目調で、リビングからキッチンの3分の1位見えるので、一体感のあるブラウン系がいいかな~と夫婦(仮)で相談。展示品である木目調の扉は、一番人気だそうで、素材もテカテカしてないので、これに決めました! 素材がテカテカしてる方が、汚れは拭き取りやすいのですが、とりあえずデザイン重視で。

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扉の取っ手は、普通の取っ手と、ライン取っ手から選べます。普通の取っ手は、ずいぶん下の位置についていて、腰を少し屈めないと使えないのが、地味につらそう…。ライン取っ手は、逆手にしないと開けれらないのと、「ご年配の方には敬遠されます」という担当者のお言葉に、年を取った時に使いずらいと嫌だな~と悩みました。が、「水回りの寿命は20年」と言われ、とりあえず現時点で使いやすいライン取っ手にすることに。ライン取っ手にすると、タオルを掛けられないので、オプションでタオル掛けも追加しました。上の写真が普通の取っ手、下がライン取っ手です。

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最後に、壁の色を選びました。我が家は対面型でもアイランドでもなく、壁に向いた普通のキッチンなので。汚れ防止のため素材はツルツルしてますね。見本の中から、モザイク柄がかわいかったので、即決。

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とりあえずこれで終了。30分位で終わるかなと思ったら、なんだかんだで、待ち時間もあったりして、1時間半もクリナップで過ごしてしまいました。

 

解体終わりました

開始から約1週間、解体工事完了の連絡が。この前見に行った時はまだ足場が組まれた状態だったのに、もう終わったのかとびっくり。見に行くと、重機も全て撤去されて、なーんにもありません! わー、意外と広く感じる!? 

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我が家は角地なのですが、ちょうど角の側溝のフタは元々割れちゃっていました。ここも、私有地とのことなので、直さないといけないかな。

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と思っていたら、側溝の別の場所を歩いていた夫(仮)の足元が崩れた! 危うく転ぶところだったよ、危なーい。あーあ、また割れてしまった。この側溝のフタ、全部やり直したらかなりお金かかりそう・・・。

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そして問題の、お隣との境界線ですが、北西側のお隣さんとは問題なし。塀のちょうど真ん中に、境界標の石があります。

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問題なのが、北東側のお隣さん。やっぱり境界標はどこにもありません…。営業さんいわく、大昔の測量資料通りの数字で考えれば、お隣さんの塀の右側までが我が家の敷地のようなのですが。でもどう見ても、この塀はお隣さんの敷地内に見えますよねー。一生住むつもりだから、もめ事にならないように、うまく解決できるとよいのですが。新しい家の面積を、この北東側に15cm伸ばしたい問題もあるし・・・。

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近日中に仮の測量をしてもらうことになっているので、とりあえずプロに委ねます。

 

 

契約後の詳細打ち合わせ④(コンセント、照明など)

今回で最終打ち合わせで、建築申請をするという予定だったのですが、色々あってまだまだかかりそうです。というのは、お隣さんとの境界線がはっきりしないことが判明したからです。本来なら、家と家の境界線には、境界標の石が設置してあるのですが、それがないとのこと。なので、現況測量というのを行い、境界線を定めてから、図面通りに建てられるのか調整が必要なのかがはっきりするそうです。洗面所を広げるために、家の建築面積を15cm伸ばしたい、という希望もありますが、それができるかどうかも測量してから。

なので、現況測量→最終打ち合わせで図面を確定させる→建築申請を出す、という流れになり、着工はまだ先になりそうです。

 

とりあえず今回は、コンセントと照明&スイッチの位置について決めました。マルチメディアコンセントという、インターネットや電話、テレビ配線が付いたコンセントが5つセットで5万ちょっととお得なので、それを付けてもらい、普通のコンセントをプラスαで設置します。照明は、玄関と2Fのホールは人感センサーを提案されましたが、値段が高いのと、夜中にトイレに起きた時に自動で照明が付いてしまうとまぶしいかなと思い、普通のスイッチで付ける照明に変更。その変わり階段に2カ所、足元を照らす人感センサーライトを付けて、トータルの見積もりをお願いしました。

 

次回の打ち合わせは、現況測量の結果が出てから。壁紙を決めて、多分ほぼ間取りの最終確認となります。その前に、クリナップのショールームに、キッチンを見に行く予定です。

 

 

解体はじまりました

建築申請をまだしていませんが、解体がはじまりました。がれきが山積みになってるのかと思って3日目に見に行くと、まだまだ足場が組まれた状態。家の内部からはがしたり壊していくようですね。アエラに確認したら、解体期間は余裕をもって2週間くらいみているとのことでした。結局アスベストが出たのかはまだわからず。またちょくちょく見に行きたいと思います。

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契約後の詳細打ち合わせ③(設備や外壁など)

前回、お風呂&洗面所問題が勃発しましたが、今回の打ち合わせでも、結論からいうとまだ解決に至りませんでした。お風呂を0.75坪から1坪(160×160cm)に、洗面所を広げて洗面化粧台を幅60cmのものから75cmにしたい、というのが、我々の希望。間取りを色々調整する提案をしてみたのですが、そうするとトイレに影響がでてしまう…。便器の前に足を置けないほど狭くなったり、トイレの天井が屈まないといけないほど低くなったりして、なかなかうまくいきません><。

0.75坪のお風呂の機能の説明をしていなかったので、追焚き機能のオプション代はこちらで持ちます、とアエラさんからありがたいお言葉が! でも、からり床も、湯張り機能も欲しいんですよねー。0.75坪のお風呂の機能を、1坪と同等の機能にするには、追加で30万円位かかるとのこと。お風呂が狭くなるのに、その上お金までかかるなんて、悲しすぎるー(T_T)。でもどう考えても広げるのが難しそうなので、とりあえず諦めるテイに。なぜなら、今日もいっぱい決めることがあるから。

 

以下、どんどん決めていきました~。

 

●床

ウッドテックとNODAの2社から選べます。実物の小さめの板(30cm四方位?)を見せてもらい、天然木の質感があるウッドデックの「オーク」というものにしました。天然銘木の素材感を表現した厚みがあるタイプ。木肌の感触と汚れへの耐久性を両立させたナチュラルマット塗装、ワックスしなくてOKのものです。すごくいい感じ!f:id:pocobi:20181019002024j:plain

 

●ドア

NODAの7色から選べ、それぞれ縦木目か横木目かも選べます。どれを選んだか忘れちゃいましたが・・・、床の色と近いもので縦木目を即決。リビングのドアだけは、曇りガラスの入ったものにしたかったのですが、オプションで高くなるというので、とりあえず諦めました(本当は妻(仮)は諦めきれていないので、のちに夫(仮)に交渉することになります。

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●トイレ

TOTOのウォシュレット一体型便器と、リクシルのベーシアシャワートイレから選べます。両方、フチナシ(掃除しやすい)、汚れがつきにくい便器ボウル、ウォシュレットなど機能的にはほぼ変わりません。実は先日、それぞれショールームに見に行ってきたのですが、夫(仮)は、TOTOの便器ボウルの水溜りが小さいのが嫌だと、よくわからないことを言い出し・・・。(水がたっぷり張ってあった方が、した瞬間にブツが水の中に入るから、便器が汚れないということなのでしょうか??)。妻(仮)は、リクシルの便座の座り心地がイマイチだなと感じました。便座が内側に斜めになっているような気がして、どうも座りにくい。トイレが近く、自宅で仕事をする妻(仮)は、一日に10回以上トイレをすることになると思うので、座り心地はとても重要。さらにリクシルは、流した時の水はねも気になると聞いたことがあります。結局、設計士さんの、「設計士の間ではTOTO信者が多い」という言葉と、インテリアコーディネーターさんの「個人的に選ぶならTOTO」という言葉を盾に、妻(仮)の勝利に! やったね (^-^)v

タンクの所が手洗い付きか、なしか選べるのですが、洗面所に隣接してるし、なしにしました。なにげにあそこにホコリがたまるんだよね…。

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●洗面化粧台

こちらもTOTOリクシルから選べます。実は、家の敷地を15cm伸ばして、w750を置くか、w600にするか、まだもめている最中…。(敷地を伸ばせるのか、斜線規制を確認中)

一応w750と想定し、TOTOにしました。三面鏡ではなく、一面鏡にして、左右の所は収納ポケットにしてもらいます。(鏡裏収納は、開け閉めが面倒くださいので)。

下部の収納は、両開きタイプではなく、引き出しタイプにして、タオルや下着を仕舞えるとよかったのですが、オプションでかなり高かったので諦めました。

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●お風呂

標準だと、1坪(1616)でTOTOのサザナかリクシルから選べますが、どうやら0.75坪タイプになりそう…。TOTOの和風ユニット(1216)というもので、ドアも折り戸です。

 

 ●屋根

標準だとスレートですが、我が家はオプションでガルバリウムにしました。ガルバの方が、お手入れが楽で耐久性もあるので絶対おすすめです!という営業さんの強い進めもあり。スレートだと10年目のメンテナンスで150万位かかる、という衝撃的なブログ記事も見つけていたので、メンテにそんなにかかるならローコストで建てる意味ないじゃん!と、すごく気になっていたのです。ガルバだと、「メンテの必要はありません」とのことで(ほんとかいな^^;)、まあ、メンテになってもそんなに高額ではないかなと判断し、初期投資ということでガルバにしました。ガルバだと雨の音が響くとよく言われますが、アエラはW断熱で壁が厚いので、問題ないとのこと。色は夫(仮)の希望により、黒を選択。

 

●外壁

外壁素材はサイディングです。ケイミュー、ニチハ、東レから選べます。どれも汚れにくい仕様なのですが、東レの保証が一番手厚いということで、デザインは少ないですが、東レから選ぼうということに。たくさんの素材&色の中から2種類を選べます(同一メーカに限る)。建築好きの夫(仮)には、外観デザインに強いこだわりがあるようなので、基本おまかせ。濃いグレー×茶色の壁に、屋根は黒、という渋めでかっこいいのが希望だそうです。3パターンほど組み合わせを選び、次回までにイメージパースを作ってもらうことになりました。

 

●照明

これはキャンペーンのプレゼントで、室内の照明がほぼまかなえそうです。パナソニックと、もう1社からプランの提案をしていただきました。2社の案の中からよき部分をミックスさせて、リビングはおしゃれなダウンライト(高い)、ほかはシーリングライトなど普通のやつで、外に人感センサーをつける予定です。そうすると予算オーバーしてしまうので、2台ほど今の家で使っているシーリングライトを持ち込みます。

 

そこまでで、あっという間に5時間近く経ってしまい、疲れたので終わりにしてもらいました。

次回はついに、最終打ち合わせです! これで決めたらもう変更はできません。

間取りをフィックスさせ、外壁&屋根を確定させて、壁紙、コンセントの位置を決めます。

 

夫(仮)の家に台風襲来!

週末ごとにアエラホームで打ち合わせを進めているかたわら、着々と家を断捨離している夫(仮)。

私たち夫婦(仮)は、まだ結婚していないので、今は別々に暮らしています。夫(仮)が現在住んでいる築50年の一軒家を建て直す→新居が出来たら妻(仮)が引っ越してくる→落ち着いたら入籍、という流れの予定です。

で、夫(仮)が20年近く暮らしている一軒家は、本体だけではなく、あらゆる家具家電がオールド仕様。(ついでに本人も^^;) ついに家電はしゃべるようになってしまい、電子レンジを使うと、「イヤァァァァァァァァァ・・・・」と泣き叫ばれ、洗濯機を脱水させると「オゥ!オゥ!オゥ!オゥ!」とすごまれます…。家と塀のすき間にちょっとした庭スペースがありますが、もうジャングル状態。初夏にはアジサイが咲き狂い、秋には南天?が赤い身をびっしりとつけ、南国のようなシュロの木が2階までワサワサそびえ立ち、植物たちはやりたい放題。生命力の脅威を感じます。

 家の解体前にこの妖怪ハウスをどうにかしないといけません。手つかずのジャングルはとりあえず置いといて、少しずつ不要品の処分をしているのですが、この地域はゴミの分別がとっても細かい! 妻(仮)の住んでるA区では、あらゆるもの(CDや革小物まで)を燃やすゴミで出せるので、何でもぽいぽいひとまとめに捨ててしまうクセがついてるんですね。夫(仮)の家で、ポテチの空き袋や弁当の容器をゴミ箱に捨てると怒られます。「プラマーク」がついているものは、分別ゴミなんですって。ラップもビニールも発泡スチロールも燃えるゴミで出せないって、難儀だわー。

 そんなこんなで、日々コツコツと片付けをしていた夫(仮)の家に、とうとう悲劇が訪れました。昨今の異常気象の中、奇跡的に無事だったこの家も、先日の大型台風には勝てなかったのですよ。台風は深夜やってきて一瞬のうちに明け方には去って行きましたが、「寝ている時に家が揺れた」と、のちの夫(仮)談。

妻(仮)が朝起きると、いつもののんきなおはようラインとは違う、暗号のようなメッセージが! 「屋根の縁半分飛び道路散乱。木の枝、葉、実も散乱し朝から掃き掃除」 寝起きに漢字だらけで頭に入ってこないよー(*_*)

屋根はトタンで平らなんですが、フチを蓋のようなものでカバーしてあって、そのフチがほとんど飛んでいって取れてしまったということでした。フタがないので、もし雨が降ったらそのまま室内が浸水してしまう恐れが! 自分の家だけが濡れるだけならまだしも、飛んでいったフチの行方が気になるところです。万が一近所の家や通行人を直撃していたら、と思うと、夫(仮)は「今すぐ解体したい!」と焦っていました。その2日後に雨が降ったのですが、幸いにも雨漏りはなかったとのことでひと安心。しかしまた台風がきたら、今度こそ家はバラバラになってしまう!ということで、本来なら、①家の全仕様が確定→②行政機関に建築確認申請の許可をもらう→③解体、という流れなのですが、①と②をすっ飛ばして、なるべく早めに解体をしてもらうことになりました。

解体を先にしてしまうと、万が一建築申請がおりなかった場合に住まいが無くなってしまうので、基本的にはダメみたいですが、夫(仮)には戻る実家があるので、OKでたみたいです。

ということで、限界ハウスとも近々お別れです涙。。(→ウソ!) 引っ越しに向けて忙しくなるぞー。って、妻(仮)はほとんど何もしないんですけどね。

 

契約後の詳細打ち合わせ②(お風呂&洗面所問題)

今回の打ち合わせでは、家の外壁や屋根、壁紙などを決める予定だったのですが、急遽問題が発生し、できませんでした。それは、お風呂と洗面所の設備です。

我が家は、居室の広さを最優先して間取りを考えていただいたので、お風呂は標準の1坪タイプの1616(浴室サイズ160×160cm)ではなく、0.75坪の1216120×160cm)にしていました。これは、単純にお風呂のサイズが小さくなるだけで、設備は1坪タイプと同様だと思っていたのですね。

ところが、もらった資料を見ると、設備についてあまり書かれていません。1坪タイプの場合、TOTOリクシルから選べるのですが、標準設備として、追焚き、からり床(水はけのよい床)などがついてきて、TOTOだと浴槽が3タイプから選べ、リクシルだとくるりんぽいという排水溝のゴミが捨てやすいものがついてきます。

0,75坪用の浴室資料には、それらの説明が一切書いてなかったので、「まさか、追焚きできないなんてことないよね」と、夫(仮)と不安がっておりました。が、その不安は的中。1坪タイプのお風呂はメーカーさんから格安で仕入れられるが、0.75坪タイプの場合は別注となり、追焚きすらついていなかったのです…。追加でつけることはできても、追焚き機能だけで安くて5~6万円、からり床にするならプラス6万位かかるとのこと。さらに、今時のお風呂って、蛇口ではなく浴槽の内側にお湯の出口があって、自動で湯張りができますよね。もちろん0.75坪用だとそれもない(お湯を張るのに見張ってないといけない…)。オプションで付けるとかなり高額になりそうとのこと。えーっ、それなら居室を狭くしてでもお風呂を1坪にした方が、断然いいじゃないか! 

さらに洗面所のスペースもギリギリに狭くしているので、洗面化粧台の標準のW750(横75cm)ではなく、サイズダウンしたW600にしたのですが、ショールームに見に行ってみると、W600って、めちゃめちゃ小さいんですね。その横に洗濯機を置くともうギチギチ。洗濯機も「横60cm以下のものを買ってください」とのこと。洗濯物を入れるカゴを置いたり、タオルを掛けたり、ドライヤーを置いたりするスペースが取れるのかどうか不安…。

ちなみに、ショールームに見に行ったのですが、これらの設備商品はハウスメーカー専用モデルのため、現物はなかったので、似ているものを見てきました。家が完成しないと実物が見られないし、実際の空間に洗面台と洗濯機を置いた時の使い勝手などもわからないので、想像力をふくらませるしかありません。

そこで、もう一度設計師さんに相談して、お風呂を1坪に、洗面台をW700置けるスペースに広げられないかを再度依頼。でも、道路との境界線めいっぱいに設計してもらってるので、伸ばすとしても15cm位かも。そんな話をしていたら、あっという間に1時間半たってしまいました。

その部分は再検討いただくということで、それ以外で決められる所を決めていきました。それは、間取りの1つ1つを再確認する作業です。まずは玄関からスタート。ドアは右開きですね、下駄箱は何センチです、鏡を標準でつけられますが右寄りにしますか、左寄りにしますか、ここの窓は高さ何センチで横幅何センチでよいですか、といった具合です。気がつくとあっという間に4時間が経過。とりあえず本日はここまでで、また打ち合わせは次週へと続きます。(ぐったり・・・)

 

アエラホーム契約後の詳細打ち合わせ①(間取り、窓の位置)

契約後、初めての打ち合わせに行ってきました。その前に、新しく建てる予定の我が家のスペックをご紹介しますね。

・木造2階建て、駐車場スペース1台

・敷地の工事面積約20坪、床面積約18.5

・間取りは2LDK(将来親と同居になった場合は壁を付けて3LDKにもできる)。1階は約11畳のLDK+小さな洋室(現時点は壁なしでつながってます)、2階は仕事部屋と寝室、そして容積率に含まれない小屋裏収納3畳とベランダがあります。

 

ちょっと狭いです。建築基準法?で建てられる広さのギリギリめいっぱいです。間取りを考えてもらう際、とにかくこの限られた面積を最大限に活用する(居室をできるだけ広くとる)ことを、優先してもらいました。

例えば…

玄関から入ったすぐの廊下部分を極力少なくする。お風呂も標準では1坪ですが、0.75坪にグレードダウン(グレードダウンしても価格は安くなりません)、洗面台もW600にサイズダウン。リビング階段の隣にトイレを配置し、階段下のデッドスペースの分トイレを広げてトイレットペーパーなどを収納する予定。キッチンは、対面式だと場所を取るのでI型に(※ちなみにアエラのキッチンは標準でIHですが、ガスも選べます)。

34回図面を書き直していただき、ベストと思える完成系へと近づきました。

 

さて、本題に戻りまして、契約後初の打ち合わせです。今日何をするのかというと、間取りの最終確認と、窓の種類や位置を決めます。

 

窓なんですけど、アエラの場合(プレストの場合)、本体価格に含まれる窓の上限額があり、その額を超えると、金額が加算されるシステムです。“とにかく安く”が、家作り最大のテーマなので、予算は絶対越えないようにしないと!

窓の種類によって値段が全然変わります。一番安いのが、はめ殺し窓(開けられないやつね)で、サイズにもよりますが9000円位。次が普通の引き違い窓。最も高いのが「縦滑り窓」で、クルクルとハンドルを回して開け閉めするタイプです。これが、3万円台後半とかだった! どの窓も全て、透明ガラスか曇りガラス(すりガラス)を選べます。

*他に、「掃き出し窓」という、窓の下が床まである背の高い引き戸で、ベランダなどに出られるタイプがあります。1Fリビングと2Fのベランダに面した寝室につけました(この2ヶ所にはマストで付けたいので、値段は聞きませんでした)。1Fはシャッターを付けた方がよいかなと思ったけど、高かったので(6万近い)やめました。めんどくさくて絶対毎晩閉めないだろうから。

 

窓の上限金額以内に抑えたい、採光や快適性や換気(風の通り道)はもちろん重視、さらに外観デザインにも窓の配置が関わってくる…。これらのポイントを考慮しつつ、パズルのように悩みながら決めました。

実際の建物ができてない状態で、どこにどんな窓を付けたいかイメージするのは難しかったですが、こんな細かい所まで決められるのが、注文住宅の醍醐味ですよね。

 

妻(仮)の場合、極度の面倒くさがり屋なので、「ここに窓があったら、開けるか開けないか。ここの窓のカーテンを閉めるのは面倒じゃないか」を基準に、はめ殺しにしたり、カーテン不要のすりガラスにしたりを考えて選びました。

感想:縦滑り窓って、オシャレだけど高い・・(縦形ではめ殺しならぐっと安いです)

 

次回は、屋根と外壁の素材、内装の壁紙、床材、建具を決めます。

 

アエラの耐震等級、予想外の答えが…

アエラで家を建てた方のブログを読んでいて、不安になる記事を見つけました。

「カタログには耐震最高等級と書いてあったから3だと思ってたら、実際は1だった(実質は2以上と言われたが)」という、トラブルの内容が書かれていました…。

妻(仮)は一気に不安になり、夫(仮)に尋ねたところ、「等級は聞いてないけど、地震に強いって言ってたから大丈夫だよ。契約の時になんか証明書もらってたじゃん」

そ、そうだっけ?? 急いで契約書類の中を探すと、それは「家事では燃えにくい建物」の証明書。そういえば、これがあると火災保険が半額になるって言っていたかも! でも地震に関する証明書は、ない…。今思えば、打ち合わせの度に、「W断熱で壁が厚く、快適で丈夫」であることをさんざんアピールしていたにもかかわらず、耐震等級の話が一度も出てこなかった。これは怪しい! 等級が低いから、わざわざ話に出さなかったのか!? 妻(仮)の頭の中は疑惑でいっぱいに。

そもそも、耐震等級の数字ってなんなの?? 教えて、グーグル先生! 

●耐震等級1→従来の一般的なマンション。数百年に一度程度発生する地震に対して倒壊、崩壊などしないレベル。

●耐震等級2→災害時に避難場所に指定されている公共施設()学校・警察など。「等級1」より1.25倍強い。

●耐震等級3→災害時に救護活動の拠点となる建物()赤十字病院など。「等級1」より1.5倍強い。

ふむふむ。じゃあ1でも別に問題ないじゃーん。モクハウスは、確か2って言ってたな。アエラも2だとうれしいけど…。

そこで、別件の用事を装って電話をかけ、さりげなーく聞いてみました。

妻(仮)「(別件用事が終わって)……ところで、耐震等級はいくつですか!?」全然さりげなく聞けなかった><

営業さん「3ですね」

 

えっ!?

 

3ですか!?

 

想定外の答えになぜか焦ってしまい、「そうなんですね。ではまた!」と電話を切ってしまいました^^;だって色々つっこんだり、証明書をくれとかお願いして、相手が動揺したりボロを出すのを見たくないんだもん(本末転倒?)。まあ、1でもいいやと思ってたのに、思いがけず3だと聞けたからもう十分、よかったよかった~。後日、夫(仮)に耐震等級3だったと話すと、「だから大丈夫だって言ったじゃん!」となぜかプチギレされた…。根拠なかったくせにー(ε#)

 

それにしても、2015年に建てた人のブログでは耐震等級1(実質的には2以上だけど証明書がないと言われたみたい)だったのに、3になったということは、こういうトラブルがあって見直したのかもしれないですね。アエラのシステムは、ここ数年でどんどん向上しているように感じました。

 

アエラホームで契約した商品について

我々夫婦(仮)が契約したアエラホームの商品、というかシリーズは、「プレスト」という最安値のモデルです。アエラの看板商品は、外張W断熱の「クラージュ」で、その上位モデルが「クラージュエリア」(空調管理換気システムあり)、下位モデルがW断熱ではない「コスパス」。これまでは、この3つが主流だったようですが、昨年10月、W断熱なのにコストの低い「プレスト」が登場したのです。キャッチコピーは「外張W断熱住宅としては破格の、坪単価39.8万円を実現」!

↓↓公式サイト

https://aerahome.com/product/prest/

 *ちなみに「W断熱」というのは、建物全体をアルミで包んだ“外”からの断熱と、壁内に発泡ウレタンを入れた“中”からの断熱で、高気密・高断熱・高遮熱にしているんですって。

 アエラを選んだ決め手となったのが、このW断熱なので、プレストが発売されてなかったら他のハウスメーカーにしてたと思います。寒―い冬の朝、部屋の中が寒かったら、布団から出られませんよね。部屋が温かくても、廊下やお風呂が寒かったら、部屋から出られませんよね。猛暑の夏、部屋が涼しくても・・・(以下リピート)。

夫(仮)も妻(仮)ももう中年ですし、子供もいないし、無駄に心配性なので、間近に迫った老後を常に念頭に置いて家作りを考えています。ヒートショックでの突然死を防ぐためにも、夏涼しく冬温かいというのは、大変魅力的なのです。

 

この「プレスト」は新商品なので、ネット検索しても建てた人の感想が出てこないけど、パンフレットを見る限りはすごい高性能っぽい!

特に安心したのが、地震に強い装備の耐力面材「ハイベストウッド」で、筋交い+補強する板も入っているとのことです。耐震、耐風、空気環境など、住宅性能7項目が全て“最高等級”と書かれています。

   

 

 ローコストメーカーでW断熱でこれだけのハイスペックは、他にはないと思いますよ(安さを追求するならアイダ設計が一番でしたが)。実際住んでみてから、その感想をどんどん書いていきたいと思います!

★↓契約後、初回の打ち合わせの記事です。ご参考までに

pocobi.hatenablog.com

 

そして今回、家を建てるにあたり、アエラで建てた人のブログをネットでくまなく探しましたが、ほとんど出てこないんですよねー。アイダは、いっぱい(悪口が)ヒットするのに。。

アエラで2~3年前に建てた人のブログを2つだけ見つけたので、じっくりと読ませていただきましたが、たった数年でかなりシステムが変わってるなと感じました。

 

1)昔は、図面作成や見積もりをしてもらうのに仮契約料(5万円)が必要だった

   ↓↓↓

今はもちろん無料です。※ネットで調べたら、消費者機構を通してアエラに苦情が入って改訂したようです。

ちなみに、ハウスメーカー巡りをしていて、間取りや見積もりが有料だった所は1社もありませんでした。 

 

2)昔は、家本体と設備が分かれていて、それぞれを選んで組み合わせるシステムだったようです。家本体は、「コスパス」、「クラージュ」などから選び、設備(キッチンや浴室、トイレとか)は「バリュー」から「プレミアム」まで4つのパッケージから選ぶというやり方。

   ↓↓↓

今は家本体と設備はセットになってます。「プレスト」の設備内容については、今後の打ち合わせでわかったことをアップしていきます。

 

ユーザーの意見や希望を取り入れたり、トラブルを解決するために、どんどん改善していったのでしょうかね。ありがたいことです。^^

 

そしてここまで家作りに携わった感想としては、お金がなく敷地も狭い我が家にとって「値段」と「間取り」の2つは、本当に大切なポイントだなと痛感しました。

我々はアエラで契約しましたが、複数のハウスメーカーの情報を比較できるサイトもあるんですよね。実際にハウスメーカーめぐりをする前に、そういうサイトで条件に合うローコストメーカーを調べてから行ってもよかったな・・・と、今では思います。

↓このサイトは希望の間取りプランを無料で作ってくれて、面白そう! 

https://townlife-aff.com/link.php?i=5c22d57be812a&m=5c6f757b2c298

最適な間取りをご紹介|タウンライフ家づくり

理想の間取りに出会えたら、それを資料に持っていけば、違うハウスメーカーさんであっても「こういう風にしたい」という希望をスムーズに伝えやすいかも。ハウスメーカーの担当さんによって、間取りの提案力って、全然違いますからね^^; 

我々は契約前の打ち合わせで、何度も何度も間取りを作り直してもらい、結果アエラで大満足の間取りが出てきて、それが契約の大きな決め手となりました。まだハウスメーカーを決めてない方は、間取り作成サイトぜひ試してみたください!

 

★↓アエラホームで理想の間取りに出会って、契約を決めた日の記事です

pocobi.hatenablog.com

 

★↓契約前夜の悩み中の記事はコチラ

pocobi.hatenablog.com

 

 

 

 

ハウスメーカーめぐりを振り返って③(比較)

結局、3ヶ月の間で検討したHMは、モクハウス、新築そっくりさん(リフォーム)、アイダ設計、アエラの4社でした。それぞれを比較した個人的感想をまとめました。

 

■モクハウス

・ざっくり見積もり:1500万円ちょい(アレンジをしていない金額なので、要望を追加すると高くなる)

・感想:耐震性に安心感があり、デザインもおしゃれ。プラン限定のセレクト住宅なので、自由度はやや低めだが、面倒くさがり屋にはよいかも。

 

■新築そっくりさん(フルリフォーム)

・見積もり:1300万円ちょい

・感想:リフォームながら、耐震など構造面もしっかりしていて、一生住める家として安心。ただ、現在の間取りをベースに再生されるので、間取りの自由度や“新しい住まい”としての一新感は低い。リフォームながらお値段が高め(ローコストHMの新築とそんなに差が無い)。

 

■アイダ

・見積もり:1500万円前後(アレンジを抑えれば1400万円ちょいでできそう!)

・感想:デメリットは、ネットの評判が悪いという不安感(断熱性も低いという口コミあり)だけ。ショールームは、他社と比べると地に足がついた造り(豪華すぎない、庶民的)で、それが自分の家をリアルにイメージできて、個人的にはかなり気に入りました。色んなものが標準で付いているので、間取りを自由自在に変えても金額が増えなかったり、アレンジを付けても(例えば屋根裏収納を付けても)安い安い! 担当してくれた営業さんの提案力の高さ、フットワークの軽さ(役所に登記簿や斜線規制などを確認してくれたり、業者にアスベストの場合の解体見積もりをサクッと聞いてくれたり)は、ここが一番でした。最後まで、アエラかアイダかで悩みました。

 ↓アエラとアイダの比較記事はコチラ

pocobi.hatenablog.com

 

 

アエラホーム(契約済み)

・見積もり:1700万円以内予定(なるべく下げたい)

・感想:外張りW断熱で、夏は涼しく冬は暖かいという快適性は抜群! 太陽光の発電システム無料のキャンペーンがあり、オール電化も魅力(我が家は都市ガスではなく、ガス代がバカ高いので)。ただ、建物の基本躯体価格は安いが、四角ではなくL形など角が多くなると割り増し、1階と2階の面積差が出ると割り増しなど、少しアレンジするだけで値段がどんどんあがってしまう。希望の間取りに近づけながらどう安くあげるか、というのがこれからの課題です。とりあえず次回は、間取りの最終調整の打ち合わせです。

 

ハウスメーカーめぐりを振り返って②(新築そっくりさん)

 夫(仮)は、バツイチです。今の住まい(築50年近いボロボロの木造一軒家)は、前の結婚の際、「すぐに建て替えるかリフォームする」ことを前提で購入したんだそう。ところが間もなく離婚。その後夫(仮)は15年以上、そのワイルドハウスに1人(と愛猫)で住み続けていました。廊下の床は歩くとベコベコとへこみ、お風呂の給湯器は壊れたまま、なぜか洗車用のホースがつながれており(この強水圧シャワーが痛い…)、天井には無数の雨漏りのシミ、壁にはボルダリングレーニング用の板が打ち付けられ、台風がくれば屋根瓦が飛んでいくという、The男やもめパラダイス! 

 前置きが長くなりましたが、こんな限界ハウスの基礎と骨組みを残したままリフォームしても、構造的(耐震的)に大丈夫か…? それが最大の懸念事項でした。(もちろん、安さが大前提ですが)。

「新築そっくりさん」は、住友不動産が母体のリフォーム会社。 「建て替えの50~70%の費用で住まいを再生」が謳い文句で、その名の通り、新築そっくりに生まれ変わる!? でも夫(仮)には気になることがあるようで…。

夫(仮)「新築そっくりさんでリフォームしてる家を見たことあるんだけど、工事中に囲われるシートに、会社名が「新築そっくりさん」って大きく書いてあったんだよね。近所の人に、『ああ、新築そっくりにしたいのね(笑)』と思われるのが恥ずかしい」。えっ、そんな乙女みたいなことで悩んでるの!? 価格も内容もよければ、一時の恥なんて我慢我慢!と説得して、2人でショールームへ出かけました。

 日曜日にアポなしでいきなり行ったけど、他にお客さんはおらず、朴訥な営業さんがすぐに対応してくれました。この方、名刺を見ると「2級建築士」の肩書きが。他のHMの営業さんで建築士の資格のある方はいなかったので、ぐっと安心感が! 「築50年のボロボロの木造住宅を、耐震補強から丸ごとリノベーションしたい、なるべく安く抑えたい」旨を伝えると、「調べてみないとわかりませんが、相場は1000万円~」という回答。うーん、新築の見積もり最安値が1500万円だから、リフォームならその半分くらいだといいなと思ったけど、さすがにローコストHMと比較してはいけませんね…。でも、心配していた構造面は、基礎補修や耐震補強などをかなりしっかりやってもらえ、新築と同等になるそうで、話を聞いて「これなら一生住めそう!」という安心感は得られました。さらに無料で建物と耐震の診断をしていただけるとのことなので、その場で申し込みしました。

 後日、営業さんと床下専門家、屋根専門家の3名で、家の診断に来ていただき、その結果、意外と基礎がしっかりしていることが判明。(シロアリとかで土台がボロボロになってるかなと思ってたけど)。そして気になる最終的な見積もり金額は、なんと1300万円越え! 当時、同時進行でアイダにも見積もりしてもらっていて、1400万円位で新築が建てられそうな感触だったため、お断りさせていただきました…。

 

 新築そっくりさんでのリフォームは、建て替えのできない土地に住んでいる人や、家の劣化がそれほど激しくない人には、向いていると思います。あと、新築だと高い固定資産税が上がらないのもメリットですね。

複数のリフォーム会社を比較できるサイトもあるので、これで絞り込めば効率よく探せていいかもしれません! ↓

townlife-aff.com

 

 

 

ハウスメーカーめぐりを振り返って①(モクハウス)

 前回、アエラホームで契約した話を書きましたが、そこに至るまで3ヶ月ほどかかり、相当悩みました。これまでの経緯を少し振り返ってみます。

まず家を建て替えるにあたり、我々夫婦(仮)の最初の予算は、総額1000万円でした。(今考えると、なんて無知で世間知らず・・・)。ローコストハウスメーカーをネット検索して、最初に見つけたのがポラスグループのモクハウス。「990万円からの注文住宅」と、はっきり価格を謳っており、さらにキャンペーンで「先着30棟が770万円から」と書いてあるではないですか!ホームページで見る家のデザインも、とってもおしゃれ。「これだ!」と思って、さっそくショールームに予約をして相談に行きました。この時私たちは、770万円ないし990万円ポッキリで新築が手に入るものとは、さすがに思っていませんでしたが、プラスαでかかる費用はたいしたことないだろうと考えていました。「770万円の家なら、税金とか付帯工事とか色々込みで1000万円ちょいで建てられるかね~」なんて、のんきに話しておりました。

ところがポラスで話を聞くと、建物本体価格(770万円ないし990万円税抜き)以外に、地盤改良費(地盤を調査して良くないと改良工事費がかかる)、現在の家の解体費、足場代、産業廃きブツ処理、外構費(エントランスとか駐車場など家の周り)、電気やガス、給排水工事費用、さらに申請費や保険代などなど、本当にさまざまな費用がかかることを、初めて知ったのです。これらが積もり積もったざっくりの見積りは…なんと1500万円ちょいくらい! しかもこの見積もりは、標準の間取りプランをそのまま適用させた最安値であり、間取り変更ほか、階段の段数や窓を増やしたいとか、アレンジ工事をすると、価格がどんどんプラスされていくのです。さらに地盤改良費や解体費用は、工事してみないといくらかかるかわからない(見積もりより高額になる可能性も高い)とのこと。特に解体費は、アスベストが出てしまうと、ぐっと増えてしまうという…。『建て替えは最低でも総額1500万円以上かかる』という現実は、私たち2人の予算範囲を大きく超えていました…。

しょんぼりしながら帰路についた2人の間で浮上したのが、「リノベーション」という選択肢です。リフォーム会社の中でも名のある住友不動産の新築そっくりさんにも、相談しに行くことにしました。

 

*モクハウス、今振り返って他と比較してみると、なかなかお手頃でよかったなと思います。ここのポイントは、天井が高いところ。普通の木造住宅は2.4m位ですが、こちらは2.7mだから、狭小住宅でも開放感がでます。あと耐震性にもかなりこだわっていて、ビデオを見せてもらいました。デメリット的なものとしては、自由設計ではなく、“プラン限定のセレクト住宅”なところ。人気の高い間取りだけを集めていて、そこから選ぶので、まあそれがローコストにできる理由の一つにもなるんですけどね。決められたプランでも、間取りをアレンジしたり、オプションを付けたりはできます。そして外観も内装もどれもオシャレ。センスに自信がなくデザインにこだわりがない方や、自分で色々決めるのが面倒な方には、逆に楽で向いているかもしれませんね。私たちも、センスがなくて面倒くさがりやなので、今思えばモクハウスで作っても全然よかったなと思いますが、そこはやっぱり、見て回る順番とか、担当者さんとの相性などで、ご縁がなかったようです。

1700万円(総額)の壁を越え、アエラホームで契約へ!

 この夏、何度も通った住宅展示場の中のアエラホームで、いよいよ決戦の時。ほんと、もう戦にいくような心境ですよ。女形のようにな物腰の営業担当さんと、知的眼鏡の店長さんのお2人がいつものように出迎えてくれましたが、なんとなく目を見れません^^;

席につくとさっそく、最新の間取り図を広げながら営業さんが説明をしてくれました。前回こちらがお願いした修正点は、①収納が少ないので、夫婦それぞれのクローゼットが欲しい。②将来の親用の居室を独立型(リビングを通らなくても玄関やトイレやお風呂に行けるように)にして欲しい。③小屋裏収納を作ってもらったが、狭くて天井も90cmしかなかったので、広くして高さもぎりぎり(1,4m)までにして欲しい。大きくはこの3つ。

まず、①はクリア。②もクリア、③もクリア。なんだけどね。うーん、うーん、デッドスペースが多いなー。

夫(仮)「すごい、予想をはるかに越える良い間取りですね!」

営業さん「設計士が痩せる思いで頑張ったんですよー(笑)」※ちょっと太った方なので

妻(仮)「…………………」※妻(仮)は嘘が下手なため、取り繕えません

営業さん「そして予算ですが、こうなりました」

見積書には、1700万円台半ばの額。うーんやっぱりそうだよね。だいぶ削ってもらったけど、1700万円の壁はやはり大きい。ただ、アスベスト問題は、トタン屋根の写真を見せて「ほぼ使われていない」と判断していただき、万が一解体して使われていても、価格は上乗せしないとのことで、それはありがたい。

営業さん「いかがですか? もしも1700万円以内に抑えたら、決めていただいたくことはできますか?」

ん?それって抑えてくれるってこと?? でもとりあえずこの間取りだと厳しいかなぁ。。

夫(仮)「(3ケ所ほどあるデッドスペースを指して)このスペースがもったいないかな~」

妻(仮)「うんうん、うんうん(ここぞとばかりに禿同)」

夫(仮)「廊下をもっと短くして、あと階段下のスペースも壁に挟まれていて使えないので、生かせないですかね?」

営業さん「この壁は、耐力壁になっているので、必要なんですよね」

 もはやここまでか。さんざん手直ししてもらって心苦しいけど、お断りかな・・・。そんなムードが夫婦(仮)の間に漂った次の瞬間、今まで口を閉ざしていた店長さんの一言が、ミラクルを起こしたのです!

店長さん「トイレのドアを、洗面所から入るようにすれば、廊下が短くなりますね」

夫婦(仮)「(おや?)」

「あと、耐力壁をもし移動できるなら、ここの壁を取って、リビングのドアを移動させて、ああして、こうして、こうすれば…」

夫婦(仮)「いい…、いい…!、いい…!!、すごくいいーー!!!」(だんだん声高に)

 部屋の空気がみるみる変わる瞬間というのが、本当にあるんですね。灰色の雲が立ち込める部屋に光がパーッと差し込んだように、妻(仮)には見えました。早まる動悸を抑えられません。普段あまり口を開かない店長……ナイス! ちょっとした変更で、間取りがこんなによくなるんだ! でも、頭の中で変更を想像するだけじゃ、イメージがわきづらいかな。

営業さん「耐震壁を確認しつつ、間取りを書き直してきます!」と、風のように部屋を出て行きました。ビューン。

なんだか希望が見えてきたかな!? しばしの休憩タイムを取り、新たな間取り図ができたところで、打ち合わせ再開です。その間取り図が、なんと史上最高にいい間取り! 耐震壁をうまく移動でき、デッドスペースが一切なくなり、リビングがぐぐっと開放的になりました。

夫(仮)「いいですね!」

妻(仮)「すごい! 全然こっちの方がいい~!!」※妻(仮)は嘘がつけません

 この間取りの家に住みたい!今までで一番、強くそう思いました。あとは予算の問題です。私たち夫婦(仮)は、「どんなにいい間取りがでてきても、1700万円を超えるなら諦めよう」そう判断基準を設定していて、事前にそれはやんわりと伝えてはいました。

営業さん「どうでしょうか。これで1700万円までに抑えたら、今日決めていただけますか?」

夫(仮)「(厳粛な顔で)しばしシンキングタイムをいただきたい」

妻(仮)「………(うつむいてニヤニヤ)」※取り繕えないのです・・・。

2人きりなるやいなや、「どう?」「いいよね?」「いいよいいよ!」「いっちゃう?」「いっちゃお!」と、アエラホームに確定! アイダで想定していた1500万円に比べると、ちょっとローンが大変だけど、こんな神間取り&予算譲歩をされてしまったら、もう身を委ねるしかありません。よくよく考えると、発電システムで光熱費がかからないから、長期的にはコスパもいいわけだし。ということで、その日の内に契約を交わし、正味4時間の長い長い打ち合わせが、無事終了しました。外に出ると、すっかり日が暮れて夜に。心地よい疲労と達成感、高揚感で、体がふわふわしています。これでようやく、我が家の家づくりがスタートします。

*補足:裏話としては、途中で営業さんが「1700万以内に値下げしていいかどうか」を、本社に電話してくる、という一幕がありました。無事OKが出たとのことでしたが、それって本当に電話したのかな!? 我々が1700万以内なら契約する可能性が高い、ということは最初から分かっていたので、この一連のやり取りは、想定内だったのかもしれませんね。しかし、結果的に納得のいく金額で契約できたし、全てを不安に思って疑ってかかっていたら先へは進めません。「絶対嫌だ、おかしい」と思うこと以外は相手を信じて、施主とHMはうんめい共同体としてやっていくしかありませんね。今日の悟りでした。